台湾全体 · 旅のガイド

台湾旅行中に地震が起きたら、まず身を守る動き

台湾は地震が比較的多い地域で、旅行中に揺れに遭う可能性があります。この記事では、揺れている間にとるべき基本動作と、場所別の対応、揺れが収まったあとに確認したい公式情報をまとめました。読み終えると、地震発生時にまず何をすればよいかがわかります。

中央氣象署に保存されている可搬式地震儀の実機と、中国語と英語の解説パネル
写真:SSR2000/Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0

この記事のポイント

  1. 基本は趴下・掩護・穩住内政部消防署は、地震発生時にまず頭と首を守る「趴下(低く)・掩護(隠れる)・穩住(つかまる)」の3動作を案内しています(内政部消防署)。
  2. 場所によって動き方が変わる交通部中央氣象署地震測報中心の避難指南では、ベッドの上や映画館、MRT車内など場所ごとに異なる対応が示されています(交通部中央氣象署地震測報中心)。
  3. 緊急番号は119と110消防・救急は119、警察は110です。電波が弱く110・119がつながらないときは、携帯電話から112にかけると音声案内で110(0を押す)か119(9を押す)に転送されます(内政部消防署)。

揺れている間、まず守るのは頭と首

地震が起きた瞬間は、頭と首を守ることが最優先です。内政部消防署は「趴下(低い姿勢になる)・掩護(頭と首を守れる場所に隠れる)・穩住(動かないようつかまる)」の3動作を案内しています(内政部消防署)。

近くに机がある場合は、ガラス製のものを除いて机の下に入り、片手で脚をつかみ、もう片方の手で頭と首を守る姿勢をとります(内政部消防署)。窓や棚から離れることも合わせて意識してください。

宿泊先に着いたら、部屋の中で机の位置や倒れやすい家具がないかをあらかじめ確認しておくと、実際に揺れを感じたときに動きやすくなります。

ベッド、映画館、MRT車内での対応

就寝中に揺れを感じた場合、無理に起き上がらず、ベッドの上でうつ伏せになり、枕で頭と首を守る方法が案内されています(交通部中央氣象署地震測報中心)。

映画館などの座席にいる場合は、前後の座席の間の通路にかがみ込みます。MRTの車内では、固定された手すりやポールをつかみ、重心を低くするよう案内されています(交通部中央氣象署地震測報中心)。

場所別の基本対応(交通部中央氣象署地震測報中心の避難指南より)
場所対応
室内(机の近く)ガラス製でない机の下に入り、脚をつかんで頭と首を守る
ベッドの上起き上がらず、うつ伏せになり枕で頭と首を保護する
映画館・劇場前後の座席間の通路にかがみ込む
MRT車内固定された手すりやポールをつかみ、重心を低くする
屋外建物や看板、樹木、橋から離れる。屋内に走り込まない
車の運転中安全に減速しハザードランプを点灯、路肩の開けた場所に停車して揺れが収まるまで車内で待つ

この表は交通部中央氣象署地震測報中心の避難指南に基づく場所別の目安です。実際の状況に応じて、その場で安全と判断できる行動を優先してください。

屋外や車の中にいるときの考え方

屋外にいる場合、建物のそばや樹の下、高架橋の下から離れ、看板やタイルなど上方からの落下物にも注意することが案内されています。揺れている最中に建物の中へ走り込むのは避けるべきだとされています(交通部中央氣象署地震測報中心)。

車を運転中の場合は、安全な範囲で減速してハザードランプを点灯し、路肩など開けた場所に停車して、揺れが収まるまで車内にとどまる対応が案内されています(交通部中央氣象署地震測報中心)。

揺れが収まったあとに確認すること

揺れが収まったら、まず自分と周囲の安全を確認します。地震の規模や震源、その後の情報は、交通部中央氣象署地震測報中心(scweb.cwa.gov.tw)で確認できます。

内政部消防署は、震後の対応として「受困時求救(閉じ込められたときの助けの求め方)」「鄰里互助共助(周囲の人との助け合い)」「避難收容(一時的な避難先の確保)」「受傷急救(けがをした人への応急対応)」の情報を案内しています(内政部消防署)。

建物に被害があり避難が必要な場合は、これらの案内も参考になります。緊急時は119(消防・救急)、警察は110に連絡します。電波が弱くつながらないときは携帯電話の112が使え、SIMカードがなくてもかけられると案内されています。

落ち着いたら、家族や同行者にメッセージアプリなどで無事を伝えておくと、その後の連絡がとりやすくなります。

出発前チェック

  • 「趴下・掩護・穩住」の3動作を覚えておく
  • 宿泊先の部屋で、机の位置と窓の場所を把握しておく
  • 緊急番号119(消防・救急)と110(警察)、つながらないときの112(携帯電話)を控えておく
  • 揺れを感じたら交通部中央氣象署地震測報中心で規模と震源を確認する
  • 避難が必要な場合に備え、宿泊先の避難経路や集合場所を事前に確認しておく
  • 同行者や家族と、無事を伝え合う連絡手段を決めておく
#地震#防災#緊急連絡先#台湾旅行#安全情報#MRT#119

参照した情報

互動式地震避難指南 ↗交通部中央氣象署地震測報中心 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

地震了!該怎麼辦? ↗內政部消防署消防防災館 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

119、112緊急報案專線使用說明 ↗內政部消防署 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

災害管理(震前預防・震時應變・震後救助) ↗內政部消防署 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。

編集方針・訂正について

KEEP EXPLORING

つぎに読むなら

台湾全体 旅のガイド ↗
旅のお役立ち4 min read

旅先で困ったら、個人への相談と緊急窓口を分ける

台湾で困りごとが起きたとき、事件・事故・急病、一般的な旅行相談、パスポート紛失では、それぞれ違う窓口に連絡する必要があります。個人のSNSは緊急時にすぐ対応できる窓口ではないため、公的な連絡先を優先することが大切です。この記事では、緊急通報番号、外事警察、観光署のホットライン、日本台湾交流協会の窓口を整理して紹介します。

ガイドを読む
台湾全体 旅のガイド ↗
はじめての台湾3 min read

台湾入国前に確認したい公式情報の探し方

日本国籍で観光目的の短期渡航を想定し、査証免除の条件、パスポートの残存有効期間、オンライン入国登記表(TWAC)について、公式サイトに書かれている範囲の情報をまとめました。渡航目的や在留資格が異なる場合は条件が変わるため、出発前に各機関の最新情報を確認する入口として使えます。

ガイドを読む
台湾全体 旅のガイド ↗
旅のお役立ち2 min read

台湾の空気の状態を調べる、AQIの数字と色の見方

台湾では季節によって空気の状態が変わり、外出の予定に影響することがあります。この記事では、空気質指標AQIの数値と色の対応、数値に応じた行動の目安、今の数値を調べる方法をまとめました。読み終えると、その日の空気の状態を自分で確認できるようになります。

ガイドを読む
台湾全体 旅のガイド ↗
旅のお役立ち3 min read

台湾で蚊に刺されたら、防蚊とデング熱の公式情報

気温の高い時期の台湾では、蚊を介して感染するデング熱に注意が必要です。この記事では、衛生福利部疾病管制署が案内する防蚊の基本と、気になる症状が出たときの相談先をまとめました。読み終えると、蚊対策と体調が気になるときに何をすればよいかがわかります。

ガイドを読む