台湾全体 · 旅のガイド
食物アレルギーがある人の、台湾での伝え方
台湾のレストランや屋台には、包装食品のようなアレルゲン表示の義務がありません。中国語での伝え方を準備しておくと、店とのやり取りがスムーズになり、確証が持てないときの判断もしやすくなります。この記事では、台湾の表示制度が及ぶ範囲と、中国語での確認フレーズがわかります。
この記事のポイント
- 表示義務は包装食品が中心食薬署の規定で表示が義務づけられているのは容器や外包装のある包装食品の11品目です。レストランや屋台がその場で調理・提供する料理は対象に含まれていません。
- 確認フレーズを組み合わせる「我對OO過敏」(私はOOアレルギーです)と「這道菜有OO嗎」(この料理にはOOが入っていますか)を組み合わせると、店員から具体的な答えを引き出しやすくなります。
- 確証が持てなければ避ける店側が原材料を十分に把握していない場合や、回答が曖昧な場合は、その料理を避けるという判断も必要です。体調に不安がある場合は現地の医療機関へ相談してください。
台湾のアレルゲン表示は「包装食品」が中心
衛生福利部食品藥物管理署(食藥署)が公告した「食品過敏原標示規定」(2018年8月21日公告、2020年7月1日施行)では、甲殼類、マンゴー、落花生、牛乳・羊乳、卵、ナッツ類、ごま、グルテンを含む穀物、大豆、魚、亜硫酸塩類の11品目について、容器や外包装のある食品への表示が義務づけられています。
違反した事業者には是正命令や罰則が科される、法的な拘束力のある規定です。
この規定は市販の包装食品が対象で、レストランや屋台がその場で調理・提供する料理は対象に含まれていません。散裝食品標示規定でも、量り売りの食品に義務づけられているのは主に原産地表示で、アレルゲン表示は含まれていません。
しかも、屋台や飲食店がその場で調理してすぐ提供する料理(現場調理即食食品)は、この原産地表示の義務からも除外されています。つまり外食では、表示を探すのではなく、直接確認する姿勢が必要になります。
この違いは日本の外食産業の感覚とは異なるため、台湾に着いてから戸惑わないよう、出発前に理解しておくと安心です。
中国語で伝える準備をしておく
該当する食材の中国語名を、出発前にメモやスマートフォンに保存しておくと、店員に見せるだけで伝えられます。翻訳アプリを使う場合も、事前に該当する語彙を一度確認しておくと、現場での言い間違いを防げます。
「我對OO過敏」(私はOOアレルギーです)という伝え方に加え、「這道菜有OO嗎」(この料理にはOOが入っていますか)と具体的に聞く方法を組み合わせると、店員から具体的な答えを引き出しやすくなります。
一つの料理に複数の原材料が使われていることも多いため、ソースやだし、揚げ油まで確認したい場合は、一つずつ聞くくらいの気持ちで臨むと安心です。
混雑している時間帯は店員も慌ただしく対応することがあります。落ち着いて話せるタイミングを選ぶか、事前にメモを見せて確認する方法も検討してください。
確証が持てないときの判断
店側が原材料を十分に把握していない場合や、回答が曖昧な場合は、その料理を避けるという判断も必要です。アレルギー反応が出た場合の医療的な対応は、このガイドの範囲外です。体調に不安がある場合は、現地の医療機関へ相談してください。
このページは中国語での伝え方と、台湾の表示制度が及ぶ範囲を説明するものであり、特定の店舗や料理の安全性を保証するものではありません。
出発前チェック
- アレルゲンの中国語名をメモまたはスマートフォンに保存する
- 「我對OO過敏」「這道菜有OO嗎」を組み合わせて確認する
- 包装食品以外は表示義務がないことを前提に、必ず口頭で確認する
- ソースやだし、揚げ油まで確認したい場合は一つずつ聞く
- 回答に確証が持てなければ、その料理を避ける
参照した情報
公告食品過敏原標示規定,應標示之過敏原増加為... ↗衛生福利部 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
散裝食品標示規定 ↗衛生福利部食品藥物管理署 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。
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