台湾全体 · 旅のガイド

台湾の薬局で薬を買うとき、知っておきたい分類と流れ

台湾では薬が処方薬・指示薬・成薬の3段階に分かれており、種類によって買える場所が違います。この記事では、衛生福利部食品薬物管理署の案内をもとに、旅行中に体調が悪くなったときの薬の選び方と、薬局・薬粧店の使い分けをまとめました。読み終えると、症状に応じてどこで薬を相談・購入すればよいかがわかります。

夜の薬局の看板に灯る「薬」の文字のLEDイルミネーション、青い背景に白く浮かび上がっている
写真:Junyu-K/Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0

この記事のポイント

  1. 薬は3段階に分かれる台湾の薬品は処方薬・指示薬・成薬の3段階に分けられ、種類によって購入できる場所が異なります(衛生福利部食品薬物管理署)。
  2. 指示薬は薬局で相談できる解熱鎮痛薬や風邪薬などの指示薬は、薬局か薬剤師が常駐する薬粧店で購入でき、薬剤師に相談できます(衛生福利部食品薬物管理署)。
  3. 症状が3日続いたら受診指示薬を使っても症状が3日以上改善しないときは、医療機関を受診するよう案内されています(衛生福利部食品薬物管理署)。

台湾の薬は「処方薬・指示薬・成薬」の3段階

台湾の薬品は、リスクの高さに応じて処方薬・指示薬・成薬の3つに分類されています(衛生福利部食品薬物管理署)。

この分類は、副作用や使い方を誤ったときのリスクに応じて、安全に使ってもらうための仕組みです(衛生福利部食品薬物管理署)。

処方薬は、医師が症状に応じて処方箋を出し、薬剤師が調剤する薬です。抗生物質や血圧の薬などが含まれ、医療機関を受診しないと入手できません(衛生福利部食品薬物管理署)。

指示薬と成薬は処方箋なしで購入できますが、種類ごとに買える場所が決まっています。次の章で詳しく説明します。

指示薬と成薬、それぞれの買える場所

指示薬は「醫師藥師藥劑生指示藥品」(医師・薬剤師の指示にもとづく薬という意味)と表示され、処方箋なしで購入できますが、薬局か薬剤師が常駐する薬粧店に限られます。解熱鎮痛薬や風邪薬が代表例です(衛生福利部食品薬物管理署)。

成薬はさらに甲類と乙類に分かれます。甲類は薬局か薬剤師駐在の薬粧店のみで、胃腸薬や浣腸剤などが該当します(衛生福利部食品薬物管理署)。

乙類の成薬は、百貨店やコンビニ、ネット通販でも購入できます。清涼剤や外用の軟膏類などが該当します(衛生福利部食品薬物管理署)。

薬剤師が店内にいるかどうかは、店頭の表示やスタッフへの確認でわかります。迷うときは「薬局」と表示された店を選ぶと安心です。

薬の分類と購入場所(衛生福利部食品薬物管理署の案内にもとづく)
分類購入場所代表的な例
処方薬医療機関を受診し、薬剤師が調剤抗生物質、血圧の薬など
指示薬薬局、薬剤師常駐の薬粧店解熱鎮痛薬、風邪薬など
成薬(甲類)薬局、薬剤師常駐の薬粧店胃腸薬、浣腸剤など
成薬(乙類)百貨店、コンビニ、ネット通販など清涼剤、外用の軟膏類など

分類は衛生福利部食品薬物管理署の案内にもとづきます。同じような症状向けの薬でも成分によって分類が異なるため、購入時はパッケージの表示を確認してください(衛生福利部食品薬物管理署)。

体調が気になるときの相談先

薬の選び方に迷うときは、薬局の薬剤師に相談できます。症状や体質を伝えると、適した指示薬や成薬を案内してもらえます。

指示薬を使っても症状が3日以上改善しない場合は、医療機関を受診するよう案内されています(衛生福利部食品薬物管理署)。

発熱や強い痛みなど症状が重いときは、薬局で様子を見ずに医療機関を受診してください。受診の流れは、別記事「旅行中に台湾の病院へ行くとき」で紹介しています。

薬局で症状を伝えるときは、いつから続いているか、他に服用している薬があるかを合わせて伝えると、より適切な案内を受けやすくなります。

薬局によっては英語や日本語の対応が難しいこともあります。症状をメモしておいたり、翻訳アプリを使ったりすると伝えやすくなります。

薬を選ぶときの注意点

薬を購入した際は、使用前に必ず添付の説明書(仿単)を確認するよう案内されています(衛生福利部食品薬物管理署)。

薬品の販売許可の有無は、食品薬物管理署の許可証検索ページで確認できます(衛生福利部食品薬物管理署)。

持病があり普段から服用している薬がある場合は、台湾で同じ薬を探そうとせず、日本から必要な分を持参しておくと安心です。

薬局の営業時間は店舗によって異なるため、深夜や早朝に薬が必要になりそうなときは、事前に近くの薬局の営業時間を確認しておくと安心です。

出発前チェック

  • 症状が軽ければ薬局、続くようなら医療機関、という判断の目安を決めておく
  • 普段から服用している常備薬は日本から持参する
  • 薬局と薬粧店の違い(薬剤師が常駐しているか)を知っておく
  • 症状が3日以上続く場合は受診する、という目安を覚えておく
  • 緊急時や体調が気になるときの連絡先を控えておく
#薬局#医薬品#処方薬#指示薬#成薬#食品薬物管理署#健康情報#台湾旅行

参照した情報

成藥、指示藥分不清?藥師來解答! ↗衛生福利部 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

成藥、指示藥分不清?藥師來解答! ↗衛生福利部食品藥物管理署 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。

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