台湾全体 · 旅のガイド

SIM・eSIM・Wi-Fi、台湾での通信手段の選び方

台湾でスマートフォンを使うには、SIMカード、eSIM、レンタルWi-Fiルーターという3つの方法があり、契約や本人確認の仕組みがそれぞれ異なります。この記事では、電気通信に関する規則と公式情報をもとに、3つの方法の一般的な違いを整理しました。読み終えると、自分の使い方に合わせて何を基準に選べばよいかが分かります。

スマートフォンのSIMトレイと取り出されたナノSIMカード、定規と並べて大きさを比較している
写真:BwDraco/Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0

この記事のポイント

  1. 通信手段は主に3種類台湾での通信手段には、SIMカード、eSIM、レンタルWi-Fiルーターの3種類があり、契約の形態や本人確認の仕組みがそれぞれ異なります。
  2. SIM・eSIMは本人確認が必要台湾の電気通信に関する規則では、外国人が回線を契約する際、旅券番号などで利用者の身分を確認・記録することが定められています。
  3. iTaiwanは登録不要の補助的手段政府が提供する無料Wi-Fi「iTaiwan」は2020年7月から登録不要で使えるようになり、SIMやWi-Fiルーターを補う形で利用できます。

台湾でスマホを使う3つの主な方法

台湾でインターネットに接続する方法は、大きくSIMカード、eSIM、レンタルWi-Fiルーターの3種類に分けられます。

SIMカードとeSIMはどちらも通信事業者との回線契約にあたり、物理的なカードを差し替えるか、デジタルデータとして設定するかの違いです。

レンタルWi-Fiルーターは、あらかじめ回線契約が済んだ端末を借りる仕組みで、複数人でひとつの端末を共有できる点が異なります。

本サイトでは、滞在日数や同行者の人数、必要なデータ量を目安に、どの方式が合っているか考えることをおすすめします。

SIM・eSIMの契約には本人確認書類が必要

台湾の電気通信に関する規則では、通信事業者が利用者の身分を確認し、記録することが定められています。外国人が契約する場合は、旅券番号などが本人確認の基準になります。

これはプリペイド方式の契約でも同様で、通信事業者は利用者情報を定期的に確認する義務があり、利用者情報のないまま通信が使われている場合は通信を停止することもあると定められています。

eSIMはデジタルデータとして回線情報を設定する方式で、対応機種であれば物理的なカードの抜き差しが不要です。契約自体は通信事業者との回線契約であるため、本人確認の考え方はSIMカードと共通です。

契約に必要な具体的な書類や手続きは事業者によって異なるため、事前に公式サイトで確認してください。

レンタルWi-Fiルーターは端末を借りる方式

レンタルWi-Fiルーターは、提供元が用意した回線を内蔵した端末を借りる仕組みで、利用者自身が通信事業者と直接契約するわけではありません。

複数人のスマートフォンやパソコンで通信を共有できる一方、端末の充電や返却の手間があり、電池残量によって使える時間が限られます。

レンタルの際は、事前にオンラインで予約し、空港などの受け取り窓口で端末を受け取る流れが一般的です。返却方法や延滞時の扱いは提供元ごとに異なるため、契約前に確認しておくと安心です。

登録不要の「iTaiwan」を補助的に使う

行政院などが提供する無料Wi-Fi「iTaiwan」は、2020年7月1日から登録や認証が不要になり、台湾在住者と海外からの旅行者が同じ条件で利用できるようになりました。

利用できるのは「iTaiwan」の識別図示があるホットスポットに限られ、常に通信できるわけではないため、SIMやWi-Fiルーターを補う形で使うと考えると動きやすくなります。

iTaiwan以外にも、宿泊施設や飲食店が独自に無料Wi-Fiを提供している場合がありますが、接続条件や速度は施設ごとに異なります。

3つの方法の一般的な違い(早見表)

ここまでの内容を整理すると、次のようになります。

SIM・eSIM・Wi-Fiルーターの一般的な違い
方式本人確認通信できる場所
SIMカード契約時に旅券等の提示が必要契約した回線の通信網が届く範囲
eSIM契約時に旅券等の提示が必要契約した回線の通信網が届く範囲
Wi-Fiルーター(レンタル)利用者本人の回線契約ではなく、貸出時の確認方法は提供元によるレンタル元の通信網が届く範囲、端末の電池残量にも左右される

具体的な契約手続きや必要書類、料金は事業者によって異なるため、契約前に公式サイトで確認してください。

出発前チェック

  • SIM・eSIMは回線契約にあたり、外国人でも本人確認書類(旅券など)が必要になることを知っておく
  • レンタルWi-Fiルーターは端末を借りる方式で、充電と返却の手間があることを踏まえる
  • 「iTaiwan」は2020年7月から登録不要で使えるが、対応ホットスポットでのみ利用できる
  • 契約に必要な具体的な書類や料金は事業者ごとに異なるため、公式サイトで確認する
  • 滞在日数やデータ使用量を目安に、SIM・eSIM・Wi-Fiルーターのどれが合っているか事前に考えておく
#SIMカード#eSIM#Wi-Fiルーター#本人確認#iTaiwan#通信手段#出発前準備

参照した情報

第二類電信事業管理規則 ↗全國法規資料庫(國家通訊傳播委員會主管) · ウェブ資料確認 2026年09月30日

iTaiwan無線上網服務簡介 ↗數位發展部 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。

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