台湾全体 · 旅のガイド
台湾でベジタリアン料理を探す、素食表示の見方
台湾の「素食」表示は5つに分類されており、日本の「ベジタリアン」より細かく分かれています。この分類は包装食品が対象で、飲食店の料理には表示義務がないため、避けたい食材がある場合は店に直接確認する必要があります。公式の素食レストラン情報サイトの使い方もあわせて紹介します。
この記事のポイント
- 素食は5分類、五辛の扱いが基準衛生福利部の規定により、素食は「全素・純素」「蛋素」「奶素」「奶蛋素」「植物五辛素」の5つに分類され、五辛(ねぎ・にんにく・にら・らっきょう・アサフェティダ)を含むかどうかが基準の一つです。
- 表示義務があるのは包装食品だけ衛生福利部の規定は包装食品への表示を求めるもので、レストランや屋台の料理には表示義務が及ばないため、だしや油の種類まで気になる場合は店員に直接確認する必要があります。
- 観光署「臺灣蔬食餐桌」が手がかり交通部観光署は素食・ベジタリアン飲食店の情報サイト「臺灣蔬食餐桌」を運営しており、地域や条件から店を探す入口として使えますが、掲載内容は訪問前に各店で確認する必要があります。
「素食」は日本の「ベジタリアン」より細かく分かれる
台湾の素食(スーシー)表示は、衛生福利部の規定により5つに分類されています。
「全素・純素」は蔥(ねぎ)、蒜(にんにく)、韭(にら)、蕎(らっきょう)、興渠(アサフェティダ)の五辛を含まない純植物性の食品、「蛋素」は全素に卵製品を加えたもの、「奶素」は全素に乳製品を加えたもの、「奶蛋素」は卵と乳製品の両方を含むもの、「植物五辛素」は五辛を含む植物性の食品と定義されています。
五辛を避ける「全素・純素」は、欧米式のヴィーガンに近い考え方ですが、同じ基準というわけではありません。宗教的な理由で五辛を避ける人と、動物性食品全般を避けたい人とでは、確認したいポイントが異なる場合があるため、避けたい食材がはっきりしている場合は、分類名だけで判断せず、具体的に確認すると安心です。
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| 全素・純素 | 五辛(ねぎ・にんにく・にら・らっきょう・アサフェティダ)を含まない純植物性の食品 |
| 蛋素 | 全素に卵製品を加えたもの |
| 奶素 | 全素に乳製品を加えたもの |
| 奶蛋素 | 卵と乳製品の両方を含むもの |
| 植物五辛素 | 五辛を含む植物性の食品 |
衛生福利部の規定による分類で、対象は「素食」と表示する包装食品です。飲食店の料理には同じ表示義務がないため、詳細は店に確認してください。
この表示ルールが対象にしているのは「包装食品」
衛生福利部の規定は、素食をうたう包装食品(パッケージ入りの商品)に、上記5分類のいずれかを表示することを求めるものです。スーパーやコンビニで売られている包装済みの素食商品では、この表示が目印になります。
一方、レストランや屋台が提供する料理には、この表示義務は及びません。「素食」と案内している店でも、だしに動物性の材料を使っている場合があるなど、基準は店によって差があります。五辛を避けたい場合や、卵・乳製品の可否をはっきりさせたい場合は、店員に直接確認しましょう。
とくに麺類のスープや炒め物の油は、見た目だけでは動物性かどうか判断しにくいことがあります。気になる場合は、だしや油の種類まで踏み込んで聞いておくと、後から困ることが少なくなります。
素食対応の店を探す公式の手がかり
交通部観光署は「臺灣蔬食餐桌」という素食・ベジタリアン飲食店の情報サイトを運営しています。地域や条件から店を探す入口として使えますが、掲載内容や営業状況は変わることがあるため、訪問前に各店の最新情報を確認してください。このページでは特定の店舗を推薦していません。
寺院や仏教関連の施設の周辺には、素食を専門に扱う店が集まっていることもあります。これは台湾の宗教文化と食文化が結びついてきた背景によるものですが、個別の店舗選びは、公式情報や店の最新の営業状況をもとに、自分で判断してください。
出発前チェック
- 避けたい食材(五辛・卵・乳製品など)を自分の言葉で整理しておく
- 「全素」「蛋素」「奶素」「奶蛋素」「植物五辛素」の違いを覚えておく
- 包装食品以外は表示義務がない前提で、店に直接確認する
- だしや油の種類まで気になる場合は具体的に聞く
- 交通部観光署の素食レストラン情報サイトを出発前の下調べに使う
参照した情報
清明採買,看清標「素」 ↗衛生福利部 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
臺灣蔬食餐桌 ↗交通部観光署 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。
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