台湾全体 · 旅のガイド

台湾のレシート「統一発票」と宝くじのしくみ

台湾で受け取るレシート「統一発票」は財政部が管理する番号つきの公式領収書で、宝くじの抽選番号も兼ねています。抽選日や当選時の受け取り期限を法規にもとづいて整理しました。読めば、旅行中に受け取ったレシートの扱いに迷いません。

統一発票の裏面、当選番号の開奨日程表と領収書記入欄
写真:Solomon203/Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0

この記事のポイント

  1. 抽選は奇数月25日統一發票給獎辦法第3条により、奇数月(1・3・5・7・9・11月)の25日に前2か月分を対象に抽選が行われます。雲端発票にも専用の抽選枠があります。
  2. 受け取り期限は開獎日翌月6日から3か月同辦法第8・11条では、開獎日の翌月6日から3か月以内に賞金を受け取る必要があり、期限を過ぎると給獎の対象外になります。
  3. 受け取りには身分証明書と原本が必要同辦法第9条では、身分証明書と当選した統一発票の原本(または雲端発票の証明)が受け取りに必要とされています。

統一発票は財政部が管理する番号つきの公式レシート

台湾のコンビニや飲食店、多くの小売店で発行されるレシートは「統一發票(統一発票)」と呼ばれ、財政部が管理する番号つきの正式な領収書です。

紙で受け取る方法のほか、財政部が認めた「載具」(スマートフォンの会員バーコードや悠遊卡=EasyCardなど)に発行内容を記録してもらう「雲端發票(クラウド発票)」という方法もあります。

財政部の税務入口網では、雲端発票を「消費者が消費時に財政部核准の載具を使って、紙の電子発票の代わりに保存するもの」と説明しています。

台湾では統一発票が「宝くじ」を兼ねていることでも知られています。番号が抽選番号と一致すると、賞金を受け取れるしくみです。旅行者であっても、台湾で受け取ったレシートであれば抽選の対象になり得るため、捨てずに持ち帰る人も少なくありません。

抽選(對獎)は奇数月の25日に前2か月分が対象

財政部の「統一發票給獎辦法」第3条では、統一発票は奇数月(1・3・5・7・9・11月)の25日に、前2か月分を対象として特獎一〜三組、その他各獎三〜十組の当選番号を抽選すると定められています。

同辦法第3条の1では、雲端発票にも専用の抽選枠(雲端發票專屬獎)があり、同じく奇数月25日に、百萬元獎・千元獎・百元獎などの等級ごとに当選番号が別枠で抽選されると定められています。紙の統一発票とは別に、雲端発票専用の当選チャンスがある形です。

具体的な当選番号や、その回の受け取り期間は毎回変わるため、財政部の電子發票整合服務平台や税務入口網で、該当する期のものを確認する必要があります。旅先で番号を照合するだけでも、ちょっとした楽しみになります。

当選の受け取り期限は開獎日翌月6日から3か月

同辦法第8条では、当選者は開獎日の翌月6日から3か月以内に、代發獎金の窓口で賞金を受け取る必要があると定められています。同辦法第11条では、この期限を過ぎて未受領のものは給獎の対象外になるとされています。

期限を過ぎると受け取れなくなるため、旅行中に受け取ったレシートを長く放置するのは避けたほうが安心です。

同辦法第9条では、受け取りには身分証明書と、当選した統一発票の原本(または雲端発票の証明)が必要とされています。旅行者が短い滞在中に受け取り手続きを終えるのは難しい場合もありますが、番号を確認するだけでも旅の記録として楽しめます。

帰国後に高額当選に気づいても、短い滞在中の日程では手続きが間に合わないこともあります。過度に期待せず、あくまで旅の副産物として捉えておくくらいがちょうどよいかもしれません。

出発前チェック

  • レシートはすぐに捨てず、旅行中はひとまとめに保管する
  • 雲端発票の登録は、対応する載具(会員バーコード等)を持っている場合のみ検討する
  • 当選番号と受け取り期間は、その回の公式情報で確認する
  • 受け取り期限(開獎日翌月6日から3か月)を覚えておく
  • 高額当選を前提にせず、旅の記録の一つとして楽しむ
#統一発票#雲端発票#台湾の制度#台湾旅行#日本語ガイド#お金の準備

参照した情報

統一發票給獎辦法 ↗法務部(全國法規資料庫) · ウェブ資料確認 2026年09月30日

雲端發票專屬獎中獎號碼 ↗財政部稅務入口網 · ウェブ資料確認 2026年09月30日

ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。

編集方針・訂正について

KEEP EXPLORING

つぎに読むなら