台湾全体 · 旅のガイド
台湾茶を選ぶ前に、種類と持ち帰りを確認する
台湾茶は発酵の程度によっていくつかの種類に分かれ、種類ごとに向いている淹れ方も変わります。この記事では農業部茶及飲料作物改良場の分類と、日本の植物防疫所が案内する加工済み茶葉の扱いをもとに、選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。読み終えると、店頭で迷わず選ぶための基準と、持ち帰るときに確認すべき点がわかります。
この記事のポイント
- 台湾茶は発酵度で3分類農業部茶及飲料作物改良場によると、台湾特色茶は不発酵茶・部分発酵茶・全発酵茶に分けられ、部分発酵茶が最も種類が多いと案内されています。
- 部分発酵茶が主流文山包種茶、高山烏龍茶、凍頂烏龍茶、鉄観音茶、東方美人茶、紅烏龍茶はいずれも部分発酵茶に分類されると案内されています。
- 加工済み茶葉は検疫対象外日本の植物防疫所によると、製茶(加工済みの茶葉)は病害虫が付着するおそれが低い加工品として、輸入植物検疫の対象外とされています。
台湾特色茶は発酵の程度で3つに分かれる
台湾の農業部茶及飲料作物改良場は、台湾特色茶を発酵の程度によって不発酵茶・部分発酵茶・全発酵茶の3つに分類していると案内しています。発酵とは茶葉の成分が酸化する工程のことで、その進み具合によって茶葉の色や味わいの方向性が変わります。
発酵させない緑茶系、途中まで発酵させる烏龍茶系、完全に発酵させる紅茶系という大きな違いがあり、まずこの3分類のどれを選ぶかを決めると、店頭で迷いにくくなります。
部分発酵茶にはどんな種類があるか
台湾特色茶のうち、文山包種茶、高山烏龍茶、凍頂烏龍茶、鉄観音茶、東方美人茶、紅烏龍茶は、いずれも部分発酵茶に分類されると案内されています。台湾茶の中でもっとも種類が多い区分です。
同じ部分発酵茶でも茶ごとに発酵の度合いは異なるため、パッケージに書かれた茶名を確認しながら選ぶと、目的の系統から大きく外れにくくなります。
| 分類 | 発酵の程度 | 該当する茶(例) |
|---|---|---|
| 不発酵茶 | 発酵させない | 碧螺春緑茶 |
| 部分発酵茶 | 一部を発酵させる | 文山包種茶、高山烏龍茶、凍頂烏龍茶、鉄観音茶、東方美人茶、紅烏龍茶 |
| 全発酵茶 | 完全に発酵させる | 紅茶 |
同じ「烏龍茶」でも部分発酵茶に含まれる複数の茶が存在するため、購入時はパッケージの茶名を確認すると選びやすくなります。
生の葉と加工済みの茶葉は扱いが違う
日本の植物防疫所によると、輸入植物検疫は病害虫の日本への侵入を防ぐための制度で、生きた植物や苗、種子、果実・野菜などが主な対象とされています。
同防疫所のページでは、製茶(加工済みの茶葉)はホップの乾花や乾たけのこなどと並び、高度に加工され病害虫が付着するおそれが低い品目として、輸入植物検疫の対象外に挙げられています。
一方で、この対象外の扱いは乾燥・加工が完了した茶葉に限られます。茶の苗木や生の葉、種子を持ち帰る場合は通常の植物検疫の対象になり、検査証明書が必要になると案内されています。持ち帰るのが加工済みの茶葉かどうかを、まず確認しておくと安心です。
香りの強さや後味を目安に選ぶ
本サイトでは、香りの強さを重視したいときは部分発酵茶の中でも発酵の進んだものを、すっきりした後味を試したいときは発酵度が低めのものから選んでいくと、好みに近づきやすいと考えています。
同じ「烏龍茶」でも茶名によって発酵の度合いに幅があるため、パッケージの茶名と、可能であれば発酵度の記載も合わせて確認すると選びやすくなります。
急須派かティーバッグ派かで量を決める
本サイトでは、まず自分が普段どう淹れるか、急須派かティーバッグ派かを決めてから量を選ぶことをおすすめします。淹れ方によって向いているパッケージの大きさも変わってきます。
気になる種類が複数ある場合は、少量パックが用意されているかを確認し、数種類を試してから、渡す相手の人数に合わせてまとまった量を追加購入する方法も選びやすくなります。
出発前チェック
- 購入する茶が不発酵茶・部分発酵茶・全発酵茶のどれに当たるか確認する
- 同じ「烏龍茶」でも茶名がいくつかあることを踏まえてパッケージを確認する
- 持ち帰るのが加工済みの茶葉(製茶)であることを確認する
- 茶の苗木・生葉・種子を持ち帰る予定がある場合は、事前に植物防疫所へ確認する
- 急須派かティーバッグ派かを決めてから、パッケージの大きさを選ぶ
参照した情報
臺灣特色茶(茶及飲料作物改良場) ↗農業部茶及飲料作物改良場 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
輸入植物検疫の対象とならない植物について ↗農林水産省 植物防疫所 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
日本に渡航される方へ ↗農林水産省 植物防疫所 · ウェブ資料確認 2026年09月30日
ウェブ資料の確認日と、現地の訪問・設備確認日は別のものです。
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